投稿日時:2022-04-26

スポーツバイクに乗り慣れた頃に訪れるクリート交換の時期。
なかなか難しそうですが、コツさえ掴めれば意外と簡単に取り付け出来るんです!

今回は「初めてのクリート交換」と題しまして、初めておこなう方に向けてクリート選びから交換の方法まで実践しながら解説します。



目次



クリートの違いと選び方

主流であるシマノでは赤、青、黄の3種ラインナップ。それぞれフローティング角が異なります。

☆赤

ワイズロードオンラインでチェック

フローティング角:0度
どんなペダリング(漕ぎ方)をしても足首が動きません。靴への固定はもちろん、左右の動きが無くなるためパワーロスがなくなります。反面、自分にあった角度に調整しておかないと足の各関節に大きな負担が掛かります。
ぺダリングスキルが高い人におすすめです。

☆青

ワイズロードオンラインでチェック

フローティング角:2度
足の各関節の負担が少ない割りに固定に近い踏み心地です。現在黄色をお使いで
「左右に動きすぎる」と感じる方はトライしてみてください。

☆黄

ワイズロードオンラインでチェック

フローティング角:6度
フローティング角が大きい標準的なもの。初めての方におすすめです。
ペダリング中も足首を左右に動かす事ができるので、足の各関節への負担が少なくツーリングにも向いています。

今回クリートを交換するマイシューズ

クリートがペダルに入らなくなるぐらい使い潰しました。
基本的にはここまでになる前に交換することをおすすめします。


(削れてしまいペダルにはまりません)


(この状態だと歩く時に滑り、大変危険です)


クリートを見比べてもかなり傷んでいます。


(左の使い古した方はボロボロに削れています)


(上にめり込んでました。ペダルに入らないはずです。)

道具を準備する

☆6角レンチ(アーレンキーともいう)の4mm
☆グリス(スレッド コンパウンドも可)
☆クリート

交換手順

クリート取り付けはご自身のポジションやペダリングに直結するため、それぞれの走り込み方によってベストな取り付け位置が変わります。
今回は初心者の方におすすめな標準の位置で取り付ける手順を解説します。

①古いクリートを外します。


(クリートを靴から外す)

②クリートにねじの受け皿を3つセッティングします。


☆ねばっとしたグリスを少し付けておくとネジの固着を防げます。さらに締付けトルク値が安定するメリットも。

③クリートの位置を決めて取り付けます

親指の付け根(母指球)と小指の付け根(小指球)を繋いだ線上の中心にクリートが来るようにセッティングします。
細かく位置取りをしたい方はマーカー等で印をつけるとわかりやすいです。
さらにクランクと平行にしたときに、ご自身が内股なのか外向きなのかもチェックしておくと良いです。


(赤丸が母指球、青丸が小指球。縦に伸びる黄色の平行線はクランクと並行にしたときの目安)

③3か所均等にネジを締め、完成です。

参考動画

Y’sRoad【初めてのスポーツ自転車#11】
ビンディングペダルを使ってみよう!

初めてビンディングシューズをつけた際のクリート取り付けについてわかりやすく解説しています。
もちろん店頭でもご案内しておりますが、お家でじっくり見直しながら作業してみるのもオススメです。
ちなみにセッティングはご自身の身体にしっかり合わせる必要があるので、どちらにせよ最後の微調整はご自身でされるようお願いしております。上記の動画(2:00あたり)で解説しておりますので、見ながらやってみてください。

補足:クリートの前後位置でペダリングが変わる

今回の手順や当店では基本『中央』で取り付けておりますが、前後にずらすだけでペダリングが大きく変わります。

・後ろにずらす

気持ち、かかとが下の方に落ちてます。

・前にずらす

明らかにかかとが上がってます。

今回は話がそれてしまうので割愛しますが、上記のムービー後半(6:00ぐらい)に少しだけありますので気になった方はご覧ください。

より詳しく知りたい!という方は店頭でのバイオレーサー・プレミアムのフィッティングサービスをご利用ください。
※広島店では対応しておりません

またポジションについて知りたい方はバイオレーサー・スタンダードをご利用ください。
※こちらは当店でも予約受付しております。

ぜひご活用ください。

終わりに

クリートが削れていたら早めに交換して、安全で快適なロングライドをお楽しみください。
中継地点としてのご来店もお待ちしております。

執筆者 ワイズロードフジグラン広島/山本敏之

※商品情報、スタッフの所属店は投稿時のものとなります。