Cannondale (キャノンデール) ブランドヒストリー カテゴリ: バイク パーツ・アクセサリー ウェア タグ: #ロードバイク #クロスバイク #小径車 #ライト キャノンデールとは キャノンデールは、数々の「世界初」を創造し、常に革新的な技術で常識にとらわれない発想で業界をリードし続ける世界トップブランドです。 すべての始まり キャノンデールは、1971年にアメリカ・コネチカット州で幕を開けた。最初のオフィス兼ファクトリーは、雑然としたピクルス工場のロフト、つまり屋根裏だった。 創業者は、ジョー・モンゴメリー。彼は部下であるピーター・メイヤーズに、この産声をあげたばかりの会社のために電話を引くよう指示した。ピーターは、すぐそばにある駅まで行き、そこの公衆電話にコインを入れると、電話会社へコールして回線の申込をした。 「あのう、電話を引きたいんだけど」 「法人ですか?では、会社名を」 「・・・」 ピーターは、返答に困った。なぜならまだ会社名が決まっていなかったのだ。そのときある文字が、彼の目に入った。 『CANNONDALE』 ピーターは、 「うーんそうだな、じゃあ、キャノンデールにしておいてくれ」 そう告げると、受話器を戻した。 彼がこのやり取りをした場所、それが キャノンデール駅だったのである。 以来、常識にとらわれず一途に性能を追い求め、革新的な発想で優れた製品を世に送り出し続けてきた。1980年代、クロモリフレーム全盛時代に新素材をいち早く取り入れ、今では常識となったファットチューブのアルミフレームを開発し、ヘッドショックやレフティフォーク、BB30規格など一見クレイジー(CRAZY)とも思えるモノづくりは、すべては妥協せず、最高の性能(PERFORMANCE)を追い求めた社員たちの情熱(PASSION)の証しである。 System Integration キャノンデールはただ軽量で高性能なフレームを作り、それにパーツメーカーのパーツを組み付けて販売するだけのブランドではなく、バイクそのものを開発し販売するブランドです。既存の概念にとらわれることなく、必要と判断すれば新しい発想の製品をつくりだし、完成体としてのバイクの性能を高めてきました。キャノンデールは、バイクブランドにしか生み出せない発想やパーツもあると考えています。 例えば、世の中のロードバイクのハンドルコラム径がほとんど1インチだった頃に率先して1-1/8インチを採用したり、マニアックなパーツだったディスクブレーキを幅広くスペックし、さらに専用フレームをつくりディスクブレーキを当り前の存在として提案したのが良い例です。最近では、次なる軽量化とバランスの取れた剛性を達成するため、BB30(BBスピンドル直径30㎜)をスペックし、BBパーツとフレームを融合する事によって使用パーツ点数を簡略化、なおかつクランクデザインにまでメスを入れ、結果デュラエースのクランクより軽量な製品を創り出しました。 また、下り系フリーライドの世界で新しいムーブメントとして定着している1.5(ワンポイントファイヴ)のようにフレームのヘッドチューブとフォークコラムを大口径化し軽量化と高剛性化を同時にはかる発想も、1992年のヘッドショック誕生時からすでに採用しています。 キャノンデールの製品開発はSiコンセプトに基づき、独創性に溢れ、より軽く、より速く、より快適に走るための製品を生産し続けております。 アルミフレームのオーソリティー ブランド創業者ジョー・モンゴメリーは、多趣味なビジネスマンとして有名でした。そんな彼が、カリブ海で趣味の一つのヨットを楽しんでいるなか、嵐にあいヨットから投げ出されてしまいました。波に何度も飲み込まれながら彷徨いジョーが目にしたものは、海面に浮いたアルミニウム製のマストでした。このシーンをヒントに、キャノンデールはアルミニウム製品を製作することに着手します。 多くの自転車フレームが重いスチール製だった20世紀後半、軽量なアルミニウムをいち早く採用したのです。そして1983年に誕生したのが、ブランド初の自転車「ST500」というツーリングバイクでした。熱処理する前のアルミチューブをアルゴンプラズマ溶接し出来あがったフレームをまるごと熱処理する事によって、もともとは別のチューブだったアルミ組織を一体化させるCAADテクノロジーの誕生です。 チューブ同士を低温溶接後に熱処理することにより、始めからその形で存在したようにアルミ組織配列の均一化がはかれますので、溶接部分に余計な補強をする必要が無く極限までアルミチューブを薄くしチューブ径を大きくする事を可能にしました。その結果、キャノンデールのフレームはただ軽いだけのフレームではなく、強度と剛性を犠牲にすることなく極限まで肉厚を薄くすることで超長寿命、超軽量を実現しています。 そして、キャノンデールのアルミフレームは、いまや「カーボンキラー」と称されるまでに洗練されています。 ヨーロッパのプロチームへスポンサーした初のアメリカンブランド キャノンデールは、アスリートを積極的にサポートしています。なぜなら、もっとも過酷な状況でベストなパフォーマンスが求められるプロレースこそが製品開発のするうえで最も重要と考えているからです。プロトタイプ(試作品)を製作し、アスリートがテストして、そのフィードバックを受けて改善を加え、製品化する、というプロセスです。 1997年、アメリカンブランドとしてヨーロッパのプロロードサイクリングチーム初のスポンサーとなりました。サエコのスプリントスター、マリオ・チッポリーニがキャノンデールのアルミフレームの凄さを世界中に知らしめ、以後、スチールフレームはプロレースから姿を消していきました。また、ジロ・デ・イタリアでは、5回の個人総合優勝(1997年I・ゴッティ、2003年G・シモーニ、2004年D・クネゴ、2007年D・ディルーカ、2010年I・バッソ)バイクとしてプロライダーたちを支えてきました。 マウンテンバイクサイドでは、1994年にスタートしてボルボ・キャノンデールが、ワールドカップで大暴れし、史上最強のMTBチームの一つとして一時代を築き上げました。 公式サイト https://www.cannondale.com/ja-jp 関連ブログ 関連商品